はじめまして!「わきが対策マガジン」編集部の寺戸と申します。女性です・・(^^♪
このページでは、小学生から中学生、高校生などの子供の「わきが」に悩む、親御さんに役立つ情報、「わきが対策」や「わきが予防」等を名医の文献と医学論文を参考にまとめています。どうぞ、最後まで、お付き合い下さい!
臭いの記憶は永久的に・・!? 必ず、わきが対策・わきが予防してあげて下さい!
人間のニオイを感じる嗅覚というものは他の視覚や聴覚などの感覚と違い、直接、脳を刺激して感情を引き起こす仕組みとなっているそうです。
簡単に申し上げると「快」、「不快」という感情の機能に直接的に関与しているといいます。
そして、ニオイの記憶は個人的な出来事と結びついて記憶されて半永久的に失われないという事です。このような記憶をエピソード記憶といい、ニオイはエピソード記憶が著しいそうです。
このエピソード記憶は食品のにおい、場所の記憶、身近な人物と結びついてるといいます。
つまり、子供のわきがの臭いは友達の記憶から半永久的に消える事が無く、○○ちゃん=わきが、〇〇くん=わきが・・・と記憶されてしまうくらい深刻に受け止め、「わきが対策」や「わきが予防」してあげる必要があります。
さらに、ニオイは言語的表現が難しく、多くのニオイは、そのにおいを発する物質の名前を冠して表現されるといいます。
例えば、レモンの香り、バラの香り、コーヒーの匂いといった具合です。確かに、そのとおりですよね・・・?
このことからも、子供のまわりの人間や友達が「わきが」の臭いを嗅いだ時、頭に浮かぶのが、子供さん自体になってしまう可能性さえあるという事です。
子供が自分のわきがの臭いに気づく前に・・・
自分自身の体臭は、嗅覚の特徴の一つである慣れによって、気づきにくいものですが、他人は気づきやすいものです。
ですから、子供の周りにいる友達が、お子さんの「わきが」の臭いに気づく前に、親である、お父さんやお母さんが、「わきが対策」や「わきが予防」してあげることが不可欠です。
子供の「わきが」のセルフチェック方法
まだ、小学生低学年で、「わきが」の臭いや症状が出ていない場合でも、下記項目に該当する場合は、これから、思春期に向かっていく過程で臭いが気になりだす可能性があります。その場合は早めに対策してあげて頂きたいと思います。
● 両親のどちらかが「わきが」である。
● 耳垢が茶色っぽかったり、ドロッとしたキャラメル状である。
● 汗をかくと下着の脇の部分が黄ばんでいる。
●わき汗が多い
すぐに家庭で始められる!子供の「わきが対策」・「わきが予防」
「わきが」というと手術を考えられる方も多いかと思いますが、まずは、家庭での生活習慣や食事を見直すことで改善する「わきが対策」や「わきが予防」も、たくさんあります。
どれも簡単なことばかりです。是非、実践して効果を試してみて下さい。
食事を変えて「わきが対策」・「わきが予防」
「わきが」や体臭の元となる汗は、食べ物による影響を多く受けるということです。具体的に、どのような食品を多く摂取すればいいのか?逆に、どのような食品を控えたほうがいいのか?まとめてみたいと思います。
肉類をできるだけ控える
動物性のタンパク質である肉類は、それが分解されると、腸内でインドール、アンモニア、硫化水素などの体臭の元となる物質に変化をします。
また、肉類の脂質は体臭などの嫌な臭いとなり皮膚から放出されるそうです。
小学生や中学生、あるいは高校生などは育ち盛りですので、肉類を完全に食べさせないというわけではなく、控えめにし、植物性タンパク質の豆腐類や納豆などで代用し、タンパク質が不足しないように気をつけて下さい。好きな子供が多いファーストフードは、野菜も不足がちです。できる限り控えることをおすすめします
体臭や「わきが」などの元となる肉類を控えることがニオイ対策の一歩だということが言えるそうです。
アルカリ性食品を積極的に取り入れる
繰り返しになりますが、肉類は体臭の元となる食べ物です。そして、酸性の代表的な食品です。これを中和させるためにアルカリ性の食品を積極的に食べることは「体臭対策」や「わきが対策」、「わきが予防」に非常に有効です。
アルカリ性食品
● 野菜
● 果物
● キノコ類
● 海藻類
酸性食品
● 肉類
● 魚類
● 卵
● 砂糖
腸内環境を整える食品を積極的に採り入れる
腸内の環境を整えるということは、腸の中の消化の過程で、タンパク質を腐敗発酵させ、有害なにおい物質を作り出す悪玉菌の働きを抑えることです。
具体的には腸の中では消化の過程で悪玉菌の働きによって臭いの原因となる物質のインドール、スカトール、アンモニア、硫化水素などに分解されます。
これらは、便やおなら等で体外に排出されるそうですが、それはわずかな量で、ほとんどは体内に吸収されてしまうと言います。体内に吸収された、におい物質は肝臓の働きによって、無臭化されているそうですが、一部は血管に流れ、それが皮膚から汗として出ると体臭の原因となり、口から出ると口臭の原因となるそうです。
それでは具体的に、どのような食品を積極的に取り入れると悪玉菌の働きを抑えることができるのでしょうか・・・?
それには・・・
ヨーグルトなどの乳酸菌やビフィズス菌の含まれている食品を積極的に食べる。
町内の善玉菌のえさとなり、善玉菌の活動を活発にしてくれるオリゴ糖含んだ食品を積極的に食べる。
腸の中で善玉菌のすみかとなり、腸内で発生した有毒なニオイ物質を便として体外に排出しやすくしてくれる食物繊維を含んだ食品を積極的に食べる。
オリゴ糖が多く含まれている食品
ごぼう、玉ねぎ、アスパラガス、わかめ、蜂蜜など
食物繊維が多く含まれている食品
ごぼうなどの根菜類、キノコ類など
抗酸化食品を積極的に摂り入れる
抗酸化食品を積極的に摂取することで活性酸素を減らすことができます。体臭などの嫌な臭いは活性酸素の影響を大きく受けているそうです。活性酸素を減らすことで大衆の原因となる物質の発生を少なくすることができるのみならず老化予防や様々な病気の予防に役立つそうです。
活性酸素の発生を抑える働きのある抗酸化物質を含んだ食品
● 野菜
ほうれんそう、小松菜、ブロッコリー、トマト、ししとう、パセリなど
● 果物
いちご、グレープフルーツ、みかん、オレンジ、レモンなど
● 野菜
かぼちゃ、アスパラガス、アボガド、さつまいも等
● 果物
キウィ、ブルーベリーなど
● 魚介類
鮭、さんま、サバ、ホタテ、ぶり、うなぎ等
● その他
玄米、麦芽米、菜種油、アーモンドなど
子供の「わきが対策」や「わきが予防」と同様になりますが、体臭や「わきが」の原因となる肉類をできるだけ控え、においを抑える働きのある食べ物を積極的に毎日の食事に取り入れる事が大切です。
上に上げた食品を見て頂くと、おわかりの通り、和食を中心とした食事が子供の「わきが対策」や「わきが予防」にも有効と言えますね・・・・
においが断然、減ります!時間帯別かんたんケア方法
少し早起きして朝のケア
実は、朝は汗で体が汚れています。一晩、寝ると人間はコップ一杯の汗をかくと聞いたことはありませんか?できれば、早起きして、シャワーを浴び、臭いの気になる部分を洗って出かけると、昼間の臭いの発生が格段に少なくなります。
シャワーが難しければ、ワキなどの臭いの気になる部分を濡らしたタオルやウェットティッシュで綺麗に拭きましょう。その後、しっかり、乾かして下さい。
そして可能であれば、制汗作用と菌の繁殖を抑える作用のある「わきが対策クリーム」を塗って出かければ、安心して過ごせます。
学校の休み時間もセルフケアしましょう!
汗をかいたと実感できていなくとも、体の発汗は24時間、絶えず行われています。
意外ですが、夏の暑い季節の汗よりも涼しい季節の汗の方が、活発に発汗が行われていない分、臭いの元になる成分凝縮されているそうです。
汗=夏と意識しやすいですが、夏以外の季節も油断せずに臭いの気になるワキなどをウエットティッシュなどでふき取り、最終対策の「わきが対策クリーム」を塗って対策すれば万全です。
また、お子さんに汗をかいたら、すぐにふき取るように言い聞かせて下さい。
これら朝と昼のケアが習慣化すれば、においに悩む機会は激減します。
夜のケアは明日に繋がります!
体臭や「わきが」などの体の嫌な臭いの原因は汗と皮脂、皮膚の常在菌という話をさせていただきましたが、布団の中は、温度も湿度も高く、常在菌が活動しやすい環境です。体の汚れを、残したまま寝てしまうと翌朝の体の嫌な臭いを強めてしまいます。ですので、寝る前の夜の入浴は、とても大事です。
入力方法を見直すことで、【体臭対策】や【わきが対策】、【わきが予防】に効果が期待できます。
体をゴシゴシと強い力で洗うのは禁物です。質の悪いナイロン製の体を洗うタオルなどは使わず、ボディソープを泡立てて、優しく洗って下さい。
強い力で洗うと、においを抑える働きをする常在菌まで取り除くばかりか、汗の分泌を増やす原因にもなるそうです。
保湿成分がたっぷり入ったボディソープを使ったり、【体臭対策】や【わきが対策】専用のボディソープを使うことがおすすめです。潤いを保ちつつ、汚れを落とし、殺菌効果も期待ができます。
そして、シャワーだけで済ませることなく、浴槽のお湯につかる習慣をつけるとさらに【体臭対策】や【わきが対策】、【わきが予防】に効果が期待できます。この際、浴槽に酢を入れると体臭や雑菌の繁殖を抑制することができるそうです。
さらに可能であれば、お風呂上りに【体臭対策】【わきが対策】、【わきが予防】の専用クリームを塗って寝れば、臭い対策完璧です!
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余談ですが、東洋人は西洋人に比べて体臭が少なく、ヨーロッパ人は特にワキの下のニオイが強いそうです。
日本人は中国人よりやや体臭が強いと言われていて、朝鮮人にいたっては、アポクリン汗腺がほとんどなく、体臭がないと言われているそうです。
そして、このような人種的な差異がどのような意味を持つのかは、まだ判然としていないそうです。
人間の汗には種類がある!知ってましたか?
わきがの原因を知る上で、知っておきたい汗の種類についてお話します。
人間の皮膚の表面には、3種類の汗腺があります。これらの腺は人間の皮膚表面全体に汗である無機塩とアミノ酸の溶液を分泌しています。いわゆる汗ですね・・・ ここから、異なった汗が出てくるわけです。
エクリン汗腺から出る汗は、体温調整のためのもので、本来は無臭なのですが、食品中のにおい成分によって汗のニオイとなることがあります。
皮脂腺は額や顔、頭部に多く分布していて、掌と足の裏に分布していません。また、まぶた、耳の穴、鼻の穴、唇、口内粘膜、乳頭、肛門、性器部などの体の開口部に多く点在しています。
皮脂腺から出る分泌物は皮膚を柔軟にし、防水の作用を果たしています。ここからの汗は、比較的、心地よいニオイを発散しているそうです。
体の嫌な臭いの中心的なものはアポクリン汗腺から出る分泌物です。このアポクリン汗腺からの汗も体温調整作用を果たしているといわれていますが、他の動物は、その作用が顕著でありますが、人間は、それほどの作用を果たしていないということです。
アポクリン汗腺はエクリン汗腺と違って毛の多い部分に集中しています。具体的には両ワキ、胸、肛門性器部、乳輪、頬部、まぶた、耳の穴、頭部に集中的に分布しています。
また、アポクリン汗腺について次のような説明もありました。
- アポクリン汗腺から出る汗は、体臭の典型的な元である。
- アポクリン汗腺からの分泌は思春期になって始まり更年期に停止する。
- 女性より男性に多いが、女性でも男性よりひどい人がいる。
- 人種によってアポクリン汗腺の数や分布する部分の大きさが異なる。
- 興奮時やストレスによって分泌が増す
絶対、子供にケアしてあげる必要性・・・・においの持つ意味
「快」、「不快」は、人間の行動に影響を与える重要な因子となっているといいます。どの感覚であっても、「快」であると、その感覚を引き起こしている刺激に対して引きつけられ,魅力を感じますが、逆に、「不快」な刺激は避けられ、その刺激から回避する行動が生じます。
つまり、「いじめ」につながる危険があるという事です!
人間に知覚として作用している感覚は
- ニオイ
- 温度
- 味
だといます。そしてこの中でも体臭や「わきが」の嫌なは大気中に拡散しているので、これらが感情や気分に及ぼす影響は無視できないでしょう・・・と結ばれていました。
このページの記事は下記、論文と文献を参照させて頂きました。
(参照:ニオイと人間関係の心理学的考察 愛媛大学教育学部紀要. 第I部, 教育科学. vol.37, no., p.59-70 福井康之 先生 著)